2021/10/06(水)
腰痛は〇〇で改善できる?
カテゴリー:整体
腰痛は〇〇で改善できる?
以前、当院ブログでも改善できる腰痛と改善できない腰痛をお伝えしました。
まだ読まれていない方はこちらからどうぞ
その中で体の歪み(姿勢)が原因の腰痛とお伝えしましたが、身体の歪みとはどこからきているのでしょうか??
【その腰痛の根源はかかと・・?】
腰痛の意外な原因それは・・・
その答えはズバリ【足】です。
足は人間が唯一地面と接する箇所であり体重を一番初めに受ける場所となります。
一日約8,000回、年間約300万回。
この数字は何かお分かりでしょうか?
これは、あなたの足が地面に叩きつけられる回数になります。叩きつけられた足の骨格は、崩れやすくなり足の骨格(特にかかとの骨)が崩れてしまうと、歪みの連鎖(運動連鎖)が起こり足より上の関節も崩れてきてしまします。
各関節が崩れていくことで不良姿勢(猫背やストレートネックなど)になっていきます。
姿勢が悪いと首や腰が痛くなるように、身体の土台である足の骨格が崩れると様々な足腰のトラブルに繋がります。
【足の健康セルフチェック】
あなたはご自身の「足」に対してどれだけご存じでしょうか?
どんな小さな症状でも、足が発する重要な合図です。いつまでも健康でいるために足は第二の心臓といわれる「足」のチェックをしてみてください。
▢足にむくみがある
▢足に冷えがある
▢足がよくつる
▢階段を上ると足がだるい
▢よくつまづく
▢足の指に痺れがある
▢爪が変形している
▢偏平足
▢外反母趾
▢歩くと足の関節が擦れて痛い
▢タコ・ウオノメがある
▢足指でグー、パーができない
☑が一つでも当てはまる方は注意が必要です!
【足の構造】
足の骨は全部で26個の骨で構成されています。
足の骨は特にかかとの骨が崩れやすく、かかとの骨が崩れることで足のアーチが崩れてしまいます。
足にはアーチという身体を支える機構で構成されており、①内側縦アーチ②外側縦アーチ③横アーチの3つで構成されており、それぞれ役割があります。
①内側縦アーチ
親指からかかとにかけてのアーチで姿勢変化に対応。
②外側縦アーチ
小指からかかとにかけてのアーチで体重を支える。
③横アーチ
親指の付け根から小指の付け根を結ぶアーチで衝撃を分散し吸収します。
この3つのアーチにより普段歩く際に衝撃を吸収したり歩く際に無駄な力を使わないようにしたりと様々な機能が備わっています。
しかし、かかとの骨の歪みが足のアーチを崩してしまい身体のトラブルに繋がってしまいます。
代表的な足のアーチの崩れのトラブルとして
①偏平足
土踏まずがない状態。疲れやすく、むくみやすい状態。足全体の痛みに繋がる場合もあります。
②外反母趾
親指の付け根が外側に向けて張り出してくる状態。痛みに繋がり踏ん張りが効かなくなることもあります。
③タコ・ウオノメ
歩くバランスが悪いとできやすく、徐々に痛みも強くなります。足の裏の感覚が鈍くなり、バランスが更に崩れることがあります。
④膝痛・腰痛
かかとの歪みが足腰全体の歪みに派生し、膝痛や腰痛を引き起こし、将来的に歩けなくなる可能性もあります。
代表的なものとして上記4つの症状があります。
一つでもあてはまる方はの本当の原因は足にあるのかも?
【足腰のトラブルは将来的な要介護の原因の1/3を占めている?】
要介護の原因は・・・
1位 筋骨格系疾患
足・膝・腰を含めた、骨格や筋肉が関係する疾患。高齢になって要介護となる原因の1/3を占めており、4人に1人が75歳以上で歩けなくなる割合になります。
2位 認知症
3位 脳血管疾患
となります。あなた自身だけではなく、身の回りの人の足を気にかけることも大事です。将来的なリスクを減らすためにも普段のケアが必要となります。
【すべての始まりは、かかとの崩れから】
外反母趾や小指、足裏の痛み、タコ・ウオノメなど足の様々なトラブルの原因は、「かかとの崩れ」であることがとても多いです。
かかとの崩れは、足のトラブルにとどまらず、上半身にも影響してきます。
「身体の土台」となる足がヘタると、膝、股関節、腰へとゆがみの連鎖が起こります。
姿勢の悪化、腰痛や肩こりなど、様々なトラブルにつながることもあります。
かかとの崩れは自分では確認がしづらいため気になる方は是非一度当院までご相談ください。
【明日から出来る足のケア】
ここまで「足」の骨格が崩れることで足以外にも腰痛や膝痛の原因になることがおわかり頂けましたでしょうか?
ここからは明日からでも簡単に出来る足から身体を守る方法をお伝えします。
簡単に足を守る方法として・・・
①いい靴を履く②しっかり靴を履く
この2つになります。
はて?そんな簡単なこと?と思われた方もいるのではないでしょうか。
そんな簡単なことでも足の崩れに対して対処することが出来ます。
1.いい靴を履く
「いい靴を履く」とはどういことでしょうか?
ポイントは
①指の付け根だけが曲がる
②靴底のねじれが少ない
③かかと部分が硬い
④自分の足長・幅にあっている
この4つになります。
今ご自身が履いてる靴で確かめてみて下さい。
①指の付け根だけが曲がる(シャンク入りの靴)
靴のつま先をぐいっと押し上げると、足指が曲がる位置と同じ位置「だけ」が曲がる靴です。そんな靴には土踏まずを支える素材(シャンク)が入っているため、歩行の安定感が生まれます。
逆に土踏まずも一緒に曲がるような柔らかい靴の場合、足をサポートしきれず疲れやすくなったり、足のトラブルにつながることもあります。
②靴底のねじれが少ない
両手でかかととつま先部分を持ってねじったとき、ねじれが少ない靴です。そんな靴は、歩くときに地面から衝撃を守り、バランス感覚を向上させます。
靴底がねじれるほど柔らかい靴は、バランスを崩したり足の骨格トラブルを引き起こす可能性を高めます。
③かかと部分が硬い(ヒールカウンター入りの靴)
靴のかかとを掴むと、テニスボールくらい硬い靴です。かかとに硬さのある靴は、足を安定させ不要な動きを減らし、歩行時の足をサポートします。
かかと部分が柔らかいと、かかとの骨が崩れ、土踏まずが下がるため、バランスを崩したり足を前に押し出す推進力を低下させ歩く速さが遅くなる可能性があります。
④自分の足長・幅にあっている
自分の足の長さと幅に合っている靴です。お店で足の長さを測ってもらい、正確な自分の足のサイズを把握しておくこと大切です。
本来の足サイズよりも大きな靴をゆるく履くと、せっかく①から③に該当した靴を履いていても正しく条件が機能しないことがあります。
2.靴の履き方
靴を履くときはどのようにして履いていますか?
ちゃんとした履き方というものがあるのでこちらも合わせご確認ください。
ポイントとしては
①かかとをトン
②ひざを外
③距骨をキープ
この3つになります。
①かかとをトン
靴を履いた際は足が少し前になった状態となり、かかとの部分に隙間が少し空いてしまいます。そのため、しっかりと履いた後にかかとを「トン」とすることでヒールカウンター(靴のかかとの部分)にしっかりとフィットさせることができ、体重が足にかかった際に、かかとの骨が動くのを止めてあげることができます。
②ひざを外
靴を履きかかとをトンとした後に靴紐を結ぶと思います。この際に、ひざを内側に倒した状態で結んでしまうと足の骨が倒れた状態(偏平足の様な状態)となってしまうためひざを外に向けて靴紐を結ぶことで骨の位置をいい位置にして靴を履くことができます。
③距骨をキープ
距骨(足を構成する骨の一つで足の骨の一番上)を紐やマジックテープでしっかりと止めてあげることで不必要な骨の動きを止めてあげることができ、いい状態で履くことができます。
以上3つのポイントを意識しながら靴を履いてもらう事で足から腰痛や膝痛に対して対処してあげることができます。
【エビデンス】
アメリカにて足の崩れが腰に影響を与え慢性腰痛の潜在的な原因の一つという論文も発表されており、足と腰痛が密接に関連していることも知られてきています。
参考文献:A systematic review: The effects of podiatrical deviations on nonspecific chronic low back pain May 2013 Journal of Back and Musculoskeletal Rehabilitation 26(2):117-23DOI:10.3233/BMR-130367 Source ubMed
【終わりに】
病院や整骨院・整体院に通っていてもなかなか良くならず、一時的に痛みが軽減してもまたすぐに痛くなる・・。
そのような方はもしかすると足が原因で腰痛が起きているのかもしれません。
チェックリストにて1つでも当てはまった方は是非一度足を気にしてみられていかがでしょうか?
当院は施術以外にも足の状態のみチェックすることも可能です。
「ご自身で確認してもよくわからない。」
「もしかしたら自分の腰痛や膝痛は足が原因かも?」
「専門家に一度足を見てほしい」
このような方は是非一度当院までご相談ください。
人生100年と言われるこの時代で【健康寿命】という言葉をご存じでしょうか?
健康寿命とは元気で生きていられる寿命のことをいいます。
では日本人の健康寿命は何歳かご存じでしょうか?
厚生労働省によると
日本の平均寿命(2020年)は女性:87.77歳、男性:81.64歳
日本の健康寿命(2016年)は女性:74.79歳、男性:72.14歳
女性は約13歳、男性は約10歳の平均寿命と健康寿命の差があるそうです。
この差を少しでも縮めるために、少しでも長く元気で生きるために当院がお手伝いできれば幸いです。
少しでも身体でお悩みの方は是非一度当院までご相談ください。
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